令和5年11月30日から12月13日までの14日間、令和5年12月定例議会が開かれました。

市長専決処分の報告2件、市道の認定、公の施設の指定管理者の指定、条例の一部改正、令和5年度補正予算(第6号、第7号)及び請願1件が提出され、慎重に審査・審議を行いました。

議案は、原案の通り可決され、請願1件は採択となりました。

所属委員会(教育福常任員会)では、付託された3議案及び請願1件を審査し、議案第96号渋川市通学バス条例の一部を改正する条例は、委員会では多数決で否決となりましたが、本会議では委員会で反対した後藤弘一議員が賛成に、角田喜和議員が遅刻で、可否同数となり議長採決で可決となりました。

この条例改正は、子持地区における152名の児童生徒が通学バスを利用できなくなります。合併前から利用していた区間で学校までの距離2.5km未満であるため特例として当分の間の経過措置をしていたとのことです。通学路の確保、夜間照明の確保が先決であり、まずはそちらを整備すべきことと地域によって事情が違うため、慎重に対応すべきではないかと考えます。その他の議案については、可決・採択いたしました。

令和5年度一般会計補正予算(第7号)では、温泉施設管理事業(渋川市たちばなの郷城山の解体)、鉄鋼スラグ対策事業(公民館分)の修正議案を提出されました。

渋川市たちばなの郷城山の解体については、市と貸主の間で借地返還の条件について交渉したものの折り合いがつかず、現在も同意が得られていない。鉄鋼スラグ対策事業は市税を利用しての予算となっており、搬入した業者に負担させるべきとの意見が多数出されました。予算常任委員会では、鉄鋼スラグ対策事業(公民館分)を修正する議案は可決されましたが、本会議において、角田喜和議員が遅刻し、可否同数となり議長採決で否決となりました。

12月定例会では、渋川市小野上温泉センター及び渋川スカイランドパークが現状の指定管理者で令和6年4月1日から令和11年3月31にまで継続されることとなりました。指定管理者からいくつもの提案がされているが、条例等の縛りにより実施できないことが多々あります。交流人口の拡大、利用者の利便性を考え、早急な条例改正を提案させていただきました。

今後も議論を重ね、慎重・審議を重ねて参ります。お時間があれば傍聴も可能ですので、議場まで足を運んでみてはいかがですか。

今後も渋川市発展のために精一杯の努力をして参りますので、皆さま方のご意見、ご要望をお寄せください。